誰もが陥る可能性があるマタニティブルーと産後うつ、今回私が救われたのは産後ケアハウスのおかげと言っても過言ではないと思い、ここに記したいと思います。
まずは復習。うつの治療方法についてですが、以下に再度記します。
- 患者背景、病態の理解に努め、支持的精神療法と心理教育を行う。さらなるアプローチが必要な際は、薬物療法か認知行動療法(CBT:congnitive behavior therapy)を用いる。
- できるだけ心理的休養のとれる体勢をとらせ、平素の仕事場から離れる、休養できないならできるだけ業務量を減らす。
要するに、①なぜ辛いのか理解し、②その辛さを共感してもらい、③思考が変な方向に固定されてきているならこれを修正し、④なるべく休む。以上です。
①何故辛いのか
これは人により微妙に異なる点があると思いますが、おそらく一般的であっただろうワンオペな私の事を書こうと思います。勿論当時は自分のことをここまで分析出来ていませんでした。今だから考えられるのです。
まず、睡眠時間が足りない。赤ちゃん・育児についてわからない事が多くて不安ばかり感じ、且、孤独だった。家事が手につかなくて自己嫌悪に陥る。赤ちゃん泣いてる事自体辛く、こんなに泣く何て自分が駄目だからと思っていた、赤ちゃんを可愛いと思えなくなっていた。収入も減り経済的にも不安定になった。
これを産後ケアハウスを利用すると以下の様に変化します。
昼寝時間・夜寝時間を確保するため、助産師さんが赤ちゃんを一時的ですが預かってくれるので、久しぶりに何も気にせず寝れた。24時間空いた時間で助産師さんに何でも聞けて疑問点を解消できた。有効な沐浴の仕方や、達人の様なお雛巻きも教えて貰えた(動画撮って後々参考にしました)。家事は一切しなくていいし、栄養士さんにこうすれば簡単に料理できるという簡単レシピを教えて貰えた。産褥期に必要な食事量を再確認出来て、体力ついた(他の参加者で凄く華奢なママさんがいらっしゃって、御本人も普段は少食だと言われていましたが、授乳している当時は出されたすごい量の食事を全部完食されてました)。同時期に参加している方の赤ちゃんの泣き声の大きさと頻度を知れたのでうちは変じゃないんだと認識出来た。また、自分の子供じゃない赤ちゃんの泣き声は全然気にならない事に気付き、世間体を気にしなくていいと思えた。助産師さんと私で泣いている赤ちゃんをあやしても泣く時はないたのでプロがやっても泣くならある程度は仕方ないと思えた。
経済的な負担はもう諦めるしかありませんでした。育休期間と毎月の赤字額を算定し、○○円の大きな買い物をしたと諦めました。産後ケアハウスは行政補助があるはずなのでその期間内で是非利用して下さい。それでもそれなりに高額なのですが、私にはその価値があったと思える滞在でした。
②③に関しては、助産師さん、ケアハウスでご一緒したママ友さんと話しているうちに、色々なワダカマリや自己嫌悪は薄れていき、健康的な思考を取り戻すきっかけになりました。助産師さんの共感力に助けられました。また育児に関しての便利な情報を教えてもらえました。そして、あの時知り合ったママ友さんは今でも連絡取り合ってて、たまにお茶してます。
④に関しては、助産師・栄養士さんがいるので滞在時は充分休めました。むしろ、休む時間を作るように色々働きかけてくれて、実際休めたし、休む事が大事なんだと罪悪感を感じる必要は無いんだと認識できました。
以上から私は限界を迎えているママさんに産後ケアハウスの利用を強くお勧めします!ここまで読んでくださってありがとうございます。頑張りすぎないように、程々に息抜きして下さいね。
コメント
Awesome post! Keep up the great work! 🙂
Thank you for your comment. I’ll keep up!