さて、昨日の熱気も冷めないうちに、ライブ総括をしようかと思います。
個人的な感想としては、セットリスト、少し物足りない印象です。ライブビューイングだったからというのもありますが、「不協和音」「ガラスを割れ!」「エキセントリック」「避雷針」「黒い羊」あたりがないとこれほど違った印象を受けるものかと驚いたくらいです。よく言えば、ちょっとかっこいい系可愛らしいアイドルのライブといった感じですが、悪く言えば、何処にでもいるようなアイドルのライブとあまり変わらないと感じました。いままで、そういう既存アイドルの概念を壊してきた欅を期待する身としては、やはり少し物足りないと言わざるを得ません。
しかし、平手や他メンバーのパフォーマンスを楽しんでいそうな顔が見れただけでも古参ババアとしては、ほっとしたところです。
しかし、なぜこういうライブになったのか、少し考察したいと思います。
今回のアニラは3つの意味があると思っております。3rd誕生日ライブで2期生welcomeライブということ、ねるの最後(?)のライブかもしれないこと、ひらがなけやきが居なくなったライブということが挙げられると思います。
一つ目、まずは、3rdという記念ライブということです。2ndはてち不在だったり、最近卒業の辛いニュースがあったりと、ここで2期生も入ったし、明るい感じにしたいという意図が汲み取れます。特に、すごく聞いていて気になった(嫌だった)のは、メンバーがMC中に欅坂で楽しいことばかりだったと何度か言ってたことです。いやいや、どうみても辛いこと、怒り、悲しかったことが多いだろうとツッコミたくなりました。過去の黒歴史を無かったことにしたい運営に言わされているのか、それとも本人達が目を背けたいのかわかりませんが、人間誰でも辛い過去があるわけで、ねるがラジオで「欅の曲は弱い人に寄り添う」と言っていたのを否定する様な感じがして少し嫌でした。
二つ目、ねるの最後のライブかもしれないことです。ねるのソロ曲・ユニット曲はどれも可愛らしいアイドル曲といった感じのものが多く、本人自身も、優しくて周りに気を配る人と評されているような可愛らしい優しい女の子です。そんな子の卒業ライブをやらないのだとしたら、明るく優しいライブにしたかったメンバーの気持ちもよくわかりますし、アンコールにシンクロニシティを持ってきたのも共感できます。シンクロニシティは卒業していく生駒を思う、元気で頑張って欲しい、どこにいても生駒のことを祈っているよというメンバー(と康?)の気持ちがシンクロしてますといった意図があるのだろうと思っていたので、それをねる(と卒業していったメンバー)に込めているのではないかと感じられたのです。一部のファンが乃木坂の曲をやるより他の表題曲をやって欲しいと言っているのも頷けますが、ここでシンクロニシティを持ってきた意味を考えると、なるほどと思います。ただ、シンクロニシティをやるには、少し欅は若すぎる感じもしましたね。これで表現の幅が広がることを願います。
三つ目、ひらがなけやきが居なくなったことが挙げられます。漢字欅のライブの間でひらがなけやきは、明るく爽やかな清涼飲料の様な役割を果たしていたと思います(ひらがなファンの方、ごめんなさい、disってるわけではないです)。そのために、漢字メンバーだけで、激しい曲・優しい曲や雰囲気の緩急をつけたかったのかなと思います。
なので、全体を通じて少し物足りない印象を持ちますが、これが今の現状なんだなと思うと納得もできる、身の丈にあったライブなのではないかなと思います。I’m outの歌詞でも「大人しく眠れよ、身の丈のベットで」ってありますしね(笑)。個人的にはI’m out、大好きです。
ねるちゃん、これからもがんばってね。
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