妊活中の女性なら誰しも、生理が来た時に絶望的な気持ちになると思います。実際、私も職場のトイレで嗚咽したことも数え切れません。また、高温期から低温期と移行してしまい、それを受け入れられなくて、何度も体温を測り直してしまう経験もみなさんあると思います。
さて、私自身、実際に低温期に入った後、どんな行動にでていたかというと、恥ずかしながらヤケ食い、ヤケ飲みをしてしまっていました。一ヶ月無駄になった悲しみと絶望で、普段(なるべく)控えていたカフェインの摂取や、お酒を多めに飲んでしまったことも少なくありませんでした。
これは心境的にはよくわかる行動ですが、実際に正しいかったかというとはなはだ疑問です。
なぜ妊娠しないかと考えた時に、①排卵していない ②精子が届いていない ③受精しない ④着床しない ⑤着床後維持できない、の流れでどこかに問題があると思われます。
①に関しては、基礎体温・LH サージの有無、経膣超音波でわかります。卵胞の成熟・卵子の質が重要なので低温期が重要です。
②に関しては、フーナー試験(事後の頸管粘液を調べる試験)で判定できます。これは旦那様のコンディションに関わりますが、精子は常に作られているので、受精前の精子の質が重要です。つまり低温期です。
③に関しては、判定は難しいです。ただ、卵子の質の向上が必要ですので、やはり、低温期が重要です。
④に関しては、日本産婦人科医会HPより抜粋しますと・・・以下・・・これはどうにもなりません。
◯受精卵側の問題
→着床前遺伝子診断(現在は学会の検査許可待ちとなっている)
◯子宮内の環境の問題
→子宮鏡検査(粘膜下筋腫、子宮内膜ポリープ、中隔子宮、慢性子宮 内膜炎など)
◯受精卵を受け入れる免疫寛容の異常
→免疫検査(採血で、Th1/Th2 細胞、ビタミンD)
⑤に関しては、胎児の遺伝子異常が初期は主になります。化学流産という言葉を聞いたことがあると思います。これも防げません。
以上を整理して考えると、④⑤の着床障害・着床維持困難以外は、低温期の質を上げることが重要だと気付きます。また、④⑤は個人の努力ではどうにもなりません。
なので、低温期が来てしまったと落ち込んで、そこからの生活を乱してしまうのは、合理的ではないわけです。
例えるなら、試験が終わるのは、高温期の受精もしくは着床であり、低温期の始まりは合格発表に過ぎず、浪人生活はすでに開始しているのです。試験頑張ったね、と打ち上げをするなら、試験後である受精・着床したあたりで、羽目をはずす方が合理的といえます。ちなみに着床するのは生理予定の1週間ほど前かららしいので、そのあたりで気持ちを一旦リセットして、好きなことをしましょう。低温期を無駄にするのは勿体無いのです。
実際に、私が妊娠した時の低温期の半分は旅行中でした。普段飲まざるを得ないエナジードリンクや、睡眠不足、残念劣悪な職場環境・上司から完全に離れて、大好きなビーチでウルトラストレスフリー状態で過ごせたのが良かったのではないかと思います。勿論、妊娠はたまたまだと思いますが。
ただ、低温期をいかに過ごすかが、とても大事なのでは無いかと思ったのでした。
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