さて、何から書いていいか少し混乱していますが、体調的にも、気持ち的にも落ち着いてきたし、大阪への出張でやや暇が出来たので、久しぶりに筆を取りたいと思います。
苦節5年、やっと妊娠しました。不妊治療を行なっている女性から見たら5年なんて全然短いと御批判を受けるかもしれませんが、私としては長く、苦しい時間でありました。同性代の友人知人の置かれている人生状況は実に多彩で、専業主婦になり子供数人・セレブ妻・インスタ映え妻もいれば、離婚歴あり・シングルマザーとなっている人、不妊治療真っ只中・修行僧のようになっている人、バリバリキャリア・仕事一直線ウーマンもいれば、すっかりこじらせている人もいます。
その中で女性としての部分をおざなりにしながら仕事をしている事に葛藤がなかったと言えば全く嘘になります。しかし、社会的(時間的?境遇?)理由・経済的理由(我が家は私の方が収入多く、機能的には私が夫)で、不妊治療は受けたくても受けられなかったのが現実です。事実婚状態を続け、今回入籍に踏み切ったのも、もう女性としての時間は残り少ないと焦り、不妊治療を始めようと決心したからでありました。
結果、40歳前にして、まさかの自然妊娠だったのが、本当に驚きです。
もしも、このブログを読んだ方で不妊に悩む方がいたら、少しでも何かのお役に立てたらと思い、私が実践していた自分流不妊治療を書き残しておこうと思います。
まず、大前提として言いたいのは、不妊治療を否定する記録ではありません。むしろ基本的な検査は受けるべきと思います。なぜなら、解剖学的・内分泌的など妊娠できない理由が明確にある場合には、それを治療する必要があるからです。入籍していない状態(婚約状態)でも検査はできます。それは絶対に受けましょう。
第一に、基本的なホルモン検査(採血検査)と基礎体温チェックです。基礎体温をしっかりつければ、排卵の有無やその周期の予想はある程度つきます。起床時、体温を測る習慣をつけたほうがいいです。
第二に解剖学的要素の除外で子宮卵管造影も行ったほうがいいです。卵管の通過障害があれば、妊娠は難しいです。また、子宮卵管造影を行うことで、卵管の通過性が良くなり、妊娠率は上昇します。検査自体が治療になるのです。ちなみにこれは激痛です。泣きました。また、1日で終わらない検査で、造影日・撮影日があります。日程的に調整が難しい方もいらっしゃる場合もあると思いますが、私自身、撮影日がずれてしまったのですが、まあOK(推奨はしていません。)と言われたので、頑張って日程調整しましょう。
第三に、パートナーの精液検査を受けましょう。乏精子症(精子少ない)・無精子症(精子いない)・精子無力症(精子の運動が不良)だった場合には、無加療での妊娠は難しいと思います。また、男性の協力は必要なものの、朝の一番搾りを出してもらって、病院に持っていくだけです(男性が持っていく必要もありません)。また男性自身に泌尿器科にいってもらうのでもOKです。痛い思い・辛い思いなしで出来る、低侵襲検査です。必ず受けてもらいましょう。
以上が、私が実践した未入籍でも出来る検査です。少し長くなったので、具体的にしたことは次回にします。
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